ECサイトの訪問者は「買わずに去る」——見込み客を取り逃す問題
ECサイトに訪れる人のうち、その場で購入する人は一部です。多くの訪問者は「今は買わないけど気になっている」状態でサイトを離れます。この「気になっている」訪問者こそが見込み客ですが、ほとんどのECサイトは見込み客の存在すら把握できていません。
購入に至らない訪問者の情報が手に入らない
購入した顧客の情報は注文時に取得できます。名前、メールアドレス、住所、購入した商品——すべて記録されます。
しかし、購入しなかった訪問者については何も分かりません。どの商品を見たのか、何が気になって離脱したのか、もう少しで買うところだったのか——これらの情報が取れないまま、見込み客は無言でサイトを去っていきます。
購入者だけを追いかけている限り、「あと一押しで買ってくれたかもしれない」顧客層にアプローチする手段がありません。
ポップアップやバナーとの補完関係
見込み客の情報を取得する手段として、ポップアップやバナーは広く使われています。「メルマガ登録で10%OFF」「新商品情報をお届け」——こうした仕組みで一定のメールアドレスを収集できます。
ただし、ポップアップは「見たい情報を邪魔する」と感じられることが多く、即座に閉じられるケースが少なくありません。特にスマートフォンでは画面を覆うポップアップはストレスの原因になります。
ポップアップが「こちらからの提案」であるのに対して、チャットは「顧客からの行動」です。顧客が自発的に質問してくれるチャットは、ポップアップとは異なるアプローチで見込み客を把握できます。両方を組み合わせることで、カバー範囲が広がります。
チャットボットで「会話の中から」見込み客を見つける
チャットボットに寄せられる質問には、見込み客の関心が直接表れています。質問内容を分析することで、訪問者が何を検討しているかが見えてきます。
チャットログで顧客の関心を把握する
チャットボットへの質問は、すべてログとして記録されます。「この商品のMサイズは在庫ありますか?」「送料込みでいくらになりますか?」「似た商品で安いのはありますか?」——こうした質問1つひとつが、見込み客の購買意欲と関心を示すデータです。
フォームの問い合わせは件数が少なく、傾向を掴むのが難しいですが、チャットは質問のハードルが低いため、フォームでは拾えなかった「小さな疑問」まで蓄積されます。質問の総量が増えることで、データとしての精度も上がります。
質問が多い商品=需要が高い商品
チャットログを商品別・カテゴリ別に集計すると、「どの商品に質問が集中しているか」が分かります。
質問が多い商品は、興味を持っている人が多い=需要が高い商品です。一方、質問が来ない商品は、そもそも関心を持たれていないか、商品ページの情報が十分で疑問が生じていないかのどちらかです。
この分析結果は、商品ページの改善、在庫計画、販促施策の優先順位づけに活用できます。質問が集中する商品のページ情報を充実させれば、チャットへの質問が減り、直接購入に進む顧客が増えるという好循環が生まれます。
チャットログを活用した見込み客へのアプローチ
チャットログで得られた「顧客の関心データ」は、サイト改善と既存チャネルでの情報発信に活用できます。
質問傾向からサイトを改善する
チャットログに繰り返し現れる質問は、「サイトに情報が不足している」ことを意味します。
「返品はできますか?」という質問が毎日来るなら、返品ポリシーのページが見つけにくいか、内容が不十分です。該当ページの導線を改善するか、内容を充実させることで、同じ質問を減らせます。
「Mサイズの実寸を教えてください」が特定の商品に集中しているなら、その商品ページにサイズ表を追加すれば済みます。チャットログは、商品ページやFAQの改善ポイントを具体的に教えてくれるデータソースです。
メール配信ツールと組み合わせたフォローアップ
チャットログで把握した顧客の関心傾向は、メール配信にも活用できます。
たとえば、「アウトドア用品の質問が増えている」という傾向が分かれば、次回のメルマガでアウトドア特集を組む判断材料になります。「サイズに関する質問が多い」なら、サイズガイドの案内メールが効果的かもしれません。
メール配信自体はMailChimpやSendGridなどの専用ツールで行いますが、「何を配信すべきか」の判断材料としてチャットログの質問傾向データが役立ちます。顧客が実際に気にしていることに基づいた情報発信は、一方的なセール告知より開封率・クリック率が高くなります。
見込み客の把握を14日間のTrialで試す
チャットログの蓄積は、設置したその日から始まります。
5分で設置——チャットログの蓄積が自動で始まる
EntryBOTはHTMLタグ1行をサイトに追加するだけで設置完了です。設置した瞬間からチャットウィジェットが表示され、訪問者の質問がログとして記録され始めます。
Q&Aの手動登録は不要。自社サイトのURLを登録すれば、AIがサイト上の商品情報・FAQ・配送ポリシーを自動的に読み取って回答します。
14日間でどんな質問が来ているか確認する
14日間のTrialで確認すべきは、「チャットボットにどんな質問が来ているか」です。
質問の内容を見れば、訪問者が何を気にしているか——つまり見込み客の関心が分かります。質問が集中する商品、繰り返し聞かれる疑問、サイトに足りない情報。14日間のチャットログだけでも、これまで見えなかった訪問者の声が可視化されます。
月額4,000円のStarterプランで本格運用に移行すれば、チャットログの蓄積が続き、データの精度はさらに上がります。